皆さんは宝くじ売り場で、「天赦日」や「一粒万倍日」と書かれたのぼり旗を見かけたことはありませんか?
「大安(たいあん)」は、「縁起が良い日」として有名ですが、「天赦日」や「一粒万倍日」という日はあまり聞いたことがないという方が多いと思います。
また、お財布を新調する際には吉日とされる、「金運に良い」と言われる日もあるようです。
そこで、この記事では、
- 「天赦日・一粒万倍日」の意味
- 【2022年】の「天赦日・一粒万倍日」はいつ?
- 「金運が上がる」と言われるその他の吉日について
- お財布を新調する際の吉日の選び方
について解説していきます。
「天赦日」とは?
「天赦日(てんしゃにち・てんしゃび)」とは、「歴注下段(れきちゅうげだん)」に書かれていた吉凶を表すものの一つで、
『百神が天に昇り、天が万物(あらゆる全て)の罪を赦(ゆる)す日』
と言われています。
そもそも歴注とは、暦(カレンダー)に記載される事項のことを言います。
昔の暦には、日付や曜日だけでなく、年中行事などの内容が記載されていました。
そして、暦注の下段と呼ばれる場所の一番最後に書かれた吉凶のことを、「歴注下段」や「下段」などと呼んでいたそうです。
「天赦日」は、この「歴注下段」の中で最も良い日『大吉日(だいきちにち)』と言われ、『何を行うにも良い日』とされています。
しかし、天赦日には、皆が平等に吉日となるので、相手がいる勝負事(ギャンブルなど)には向かない日と言われています。
また、天が赦す日だからといって犯罪が許される日ではありませんので、決して犯罪は行わないで下さい。
天赦日と不成就日が重なった場合は?
ちなみに、「何事も成就しない日」とされる『不成就日(ふじょうじゅび・ふじょうじゅにち)』と重なった場合は効果が半減するとも言われています。
しかしながら、「天赦日」と「不成就日」は作られた成り立ちが違うため、お互いに影響はしないという見解もあり、「不成就日」は気にしないという方もいらっしゃるようです。
これについては何が正しいとは言えませんので、「不成就日」と重なる吉日は縁起を担ぐという上では避けたほうが無難かもしれません。
ちなみに、「天赦日」は「不成就日」以外の凶日は打ち消す力があると言われています。
「天赦日」はいつ?
「天赦日」は、「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」や「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の考えに基づいて作られており、年に5~7回しかない貴重な日とされています。
※「陰陽五行説」・「十干十二支」については、下記の『丙午の意味とは?』の記事で詳しく説明していますので、こちらをご覧下さい。
丙午(ひのえうま)の意味とは?丙午生まれの女性の迷信についても解説
皆さんは「ひのえうま」という言葉を聞いたことはありますか? 「丙午(ひのえうま)」というのは、ある「午年(うまどし)生ま ...
続きを見る
ちなみに「天赦日」は、次のように定められています。
- 【春】立春~立夏前日までの「戊寅(つちのえとら)の日」
- 【夏】立夏~立秋前日までの「甲午(きのえうま)の日」
- 【秋】立秋~立冬前日までの「戊申(つちのえさる)の日」
- 【冬】立冬~立春前日までの「甲子(きのえね)の日」
2022年(令和4年)の「天赦日」
2022年(令和4年)の「天赦日」は下記の日付になります。
- 1月11日(火)
- 3月26日(土)
- 6月10日(金)
- 8月23日(火)
- 10月22日(土)
- 11月7日(月)
ちなみに、2022年は「不成就日」と重なる日はありません。
正式な歴注ではなかった「六曜」
私達がよく耳にする「大安(たいあん)」などの『六曜(ろくよう)』と呼ばれる歴注は、鎌倉時代(14世紀頃)に中国から日本に伝わったと考えられています。
その後、日本で幾度か作り変えられて現在に至るようですが、詳しい由来などは分かってはいません。
現在では当たり前のように用いられている「六曜」ですが、実は旧暦では正式な歴注としては取り入れられてはいなかったと言われています。
そのため、旧暦では下記の暦注(占い)が用いられていたとされています。
十二直 (じゅうにちょく) | 北斗七星の動きを基に作られたもので、よく当たるとされていたようです。 「中段」に記載されていました。 |
二十八宿 (にじゅうはっしゅく) | 新月の天球上の位置を示す物だったものが吉凶を示す物へと発展したと言われています。 |
歴注下段 (れきちゅうげだん) | 「十干」や「十干十二支」などを用いて決められたもので、23種あります。 日々の吉凶を占うものとして「下段の最後」に記載されていました。 |
選日 (せんじつ) | 「雑注(ざっちゅう)」とも言われ、「十二直・二十八宿・歴注下段」などに属さないものの総称となっており、「十干十二支」の組み合わせでその日の吉凶を占うものとされています。 |
明治時代に禁止された歴注
明治時代(1868年~1912年)に入ると、旧暦から新暦に移す際『吉凶を占う歴注は迷信である』とされ、政府が暦に吉凶に関する歴注を禁止したと言われています。
そもそも「六曜」は、6つの曜を毎年同じ月日にあてただけの単純なものであったため、明治時代以前にはあまり見向きもされていないものでした。
しかし、歴注が禁止された中で、「六曜」はその単純さ故(ゆえ)、曜日のようなものとして禁止にはならなかったそうです。
そのため、今まで物事を吉凶を頼りに決めていた人々は、「六曜」を代わりに用いるようになり、広く知られるようになったとされています。
また、禁止された昔の歴注は、完全に生滅したわけではなく、違法に発行された暦に記載され出回ることとなったようです。
お化け暦の登場
違法に発行された暦は、政府に分からないよう偽名を用いて発行されていたことから、発行人不明として「お化け暦(おばけごよみ)」と呼ばれ重宝されていたそうです。
その後、太平洋戦争(1941年~1945年)に突入したことで紙不足となり、暦全般が廃止されましたが、戦争が終結すると暦の発行が自由化されることとなりました。
そのため、「発行人不明」にする必要がなくなったことで、「お化け暦」とは呼ばれなくなったと言われています。
ちなみに、現在出版されている「運勢暦」や「開運歴」と呼ばれる暦は、明治時代に登場した「お化け暦」の子孫なのだそうです。
このように、明治時代以前までは「六曜」がマイナーな暦注で、「十二直や二十八宿」の方がメジャーな暦注となっていたというのは驚きですね。
また、かつてメジャーだった「選日(せんじつ)」の中に「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」という吉日がありますので、ご紹介します。
「一粒万倍日」とは?
「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび・いちりゅうまんばいにち)」は、
『物事を始めるのに良い日』
とされています。
「一粒万倍」という言葉には、「一粒の籾(もみ)が万倍に実り稲穂になる」という意味があり、この日に始めたことは、後に何倍にも膨らむと言われています。
そのため、
- 開店
- 仕事始め
- 種まき
- お祝い事
- 銀行口座の開設
- 宝くじの購入
- 投資
などに良い日とされています。
しかしながら、「借金をする」・「物を借りる」・「争い事をする」・「無駄な出費」といったことは、負の種が万倍にも膨らむと言われているので避けた方が良いようです。
また、「一粒万倍日」と他の歴注が重なると、
吉日ならば『一粒万倍日の効果倍増』
凶日ならば『一粒万倍日の効果が半減』すると言われています。
「一粒万倍日」はいつ?
現在「一粒万倍日」は、一般的には『節切り(せつぎり)』と呼ばれる二十四節気で区切った暦で次のように決められています。
- 正月(立春~啓蟄の前日まで)の「丑・午」の日
- 二月(啓蟄〜清明の前日まで)の「寅・酉」の日
- 三月(清明〜立夏の前日まで)の「子・卯」の日
- 四月(立夏〜芒種の前日まで)の「卯・辰」の日
- 五月(芒種〜小暑の前日まで)の「巳・午」の日
- 六月(小暑〜立秋の前日まで)の「午・酉」の日
- 七月(立秋〜白露の前日まで)の「子・未」の日
- 八月(白露〜寒露の前日まで)の「卯・申」の日
- 九月(寒露〜立冬の前日まで)の「午・酉」の日
- 十月(立冬〜大雪の前日まで)の「酉・戌」の日
- 十一月(大雪〜小寒の前日まで)の「子・亥」の日
- 十二月(小寒〜立春の前日まで)の「子・卯」の日
2022年(令和4年)の「一粒万倍日」
※「天赦日」と重なる日は●
「大安」と重なる日は●
「不成就日」と重なる日は✖
1月 | ●11(火)・14(金)・23(日)・●26(水) |
2月 | ●5(土)・10(木)・●17(木)・22(火) |
3月 | ●1(火)・9(水)・14(月)・21(月)・●26(土) |
4月 | 2(土)・5(火)・8(金)・17(日)・20(水)・29(金) |
5月 | ●2(月)・14(土)・15(日)・●26(木)・27(金) |
6月 | ●10(金)・21(火)・22(水) |
7月 | 3(日)・✖4(月)・7(木)・●16(土)・19(火)・●28(木)・31(日) |
8月 | 10(水)・15(月)・22(月)・27(土) |
9月 | 3(土)・●11(日)・16(金)・●23(金)・●28(水) |
10月 | 5(水)・8(土)・11(火)・✖20(木)・23(日) |
11月 | 1(火)・4(金)・16(水)・17(木)・✖28(月)・29(火) |
12月 | ✖12(月)・13(火)・24(土)・25(日) |
2022年の吉日の中でも、
・1月月11日(火)
・3月26日(土)
・5月2日(月)
・6月10日(金)
は【天赦日+一粒万倍日】となるので最高の吉日とされています。
天赦日・一粒万倍日以外の開運日は?
「天赦日」・「一粒万倍日」以外にも、良いとされている吉日は他にも様々ありますが、今回は「金運」にまつわる吉日について紹介します。
寅の日(とらのひ)
「寅の日」は、十二支の「寅」があてられた日のことで『金運を招いてくれる吉日』とされています。
古来中国では、『寅は1日に千里を行って、また帰ってくる力がある』と考えられ、神聖な動物とされていました。
また、寅の毛が黄金色であったことから、金運の象徴とされるようになったそうです。
そのため、「寅の日」は
- 出て行ったお金を呼び戻してくれる(金運招来日)
- 旅行などに出掛けた後、無事に帰ることができる
と言われ、
- 旅行
- 宝くじの購入
- お財布の新調
- 銀行口座の開設
に向いていると言われています。
反対に「行うべきではない」とされていることもあり、特に「婚礼」は、再び家に戻ってきてしまうと考えられることから避けるべきとされています。
「寅の日」は12日に1度巡ってくる日なので、月に2~3回「寅の日」となる日が訪れることとなります。
2022年(令和4年)の寅の日
※「天赦日」と重なる日は●
「一粒万倍日」と重なる日は●
「大安」と重なる日は●
「不成就日」と重なる日は✖
1月 | 1(土)・13(木)・25(火) |
2月 | 6(日)・13(金) |
3月 | 2(水)・●14(月)・●●26(土) |
4月 | 7(木)・19(火) |
5月 | 1(日)・13(金)・25(水) |
6月 | 6(月)・18(土)・30(木) |
7月 | 12(火)・24(日) |
8月 | 5(金)・17(水)・29(月) |
9月 | 10(土)・22(木) |
10月 | ●4(火)・●16(日)・✖28(金) |
11月 | 9(水)・21(月) |
12月 | 3(土)・15(木)・27(火) |
2022年3月26日(水)は、「天赦日」と「一粒万倍日」と「寅の日」が重なるので、最高の大吉日となります。
巳の日(みのひ)
「巳の日」は十二支の「巳」があてられた日のことで『金運が上昇する吉日』とされています。
蛇(へび)は、昔から「商売繁盛・幸福招来」などの縁起の良い生き物として祀られていましたが、白蛇は『財の神様』とされる「弁財天(べんざいてん)」の使者と考えられていました。
そのため、「巳の日」にお願い事をすると、『弁財天に願いが伝わり、願いが叶う』として、「金運・財運に御利益がある日」とされるようになりました。
ちなみに、弁財天は元々「才能の神様(弁才天)」として信仰されていましたが、才能は財を生むことから、『財の神様(弁財天)』としても信仰されるようになったと言われています。
「巳の日」に行うと良いとされていることは、
- 弁財天への願い事
- 弁財天・白蛇を祀ってある神社への参拝
- 銭洗い
- お財布の新調
- 宝くじの購入
- 銀行口座の開設
- 開業
などがあります。
反対に行うべきではないとされていることは、告白や結婚などの「恋愛」にまつわることと言われています。
弁財天は嫉妬深い神様として有名で、参拝の際もカップルで行くのは避けた方が良いとされています。
また、「巳の日」の中でも特に金運の上がる大吉日と言われているのが「己巳の日(つちのとみのひ)」という日になります。
己巳の日(つちのとみのひ)
「己巳の日」は、「十干(じっかん)」の中で土の性質とされる「己(つちのと)」と、十二支の「巳(へび)」が重なった日のことをいいます。
※「十干(じっかん)」とは、陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう)という「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から出来ている」という考えを元にして作られた暦のことを言います。
陰陽五行思想において、「木」は火を生み、「火」は土を生み、「土」は金を生み、「金」は水を生み、「水」は木を生むと考えられています。
このことから、「己(つちのと)」の性質である「土」は金属を作る元となるとされていることから、「己」と「巳の日」が重なる「己巳の日」は、金運をより高める日と言われているのです。
「巳の日」は「寅の日」と同様に12日に1度巡ってくる日ですが、「己巳の日」は、60日に一度巡ってくる日となっています。
2022年(令和4年)「巳の日」・「己巳の日」
※「己巳の日」は茶色
「天赦日」と重なる日は●
「一粒万倍日」と重なる日は●
「大安」と重なる日は●
「不成就日」と重なる日は✖
1月 | 4(火)・●●11(火)・✖16(日)・28(金) |
2月 | 9(水)・21(月) |
3月 | 5(土)・17(木)・29(火) |
4月 | 10(日)・22(金) |
5月 | ✖4(水)・16(月)・✖28(土) |
6月 | 9(木)・21(火) |
7月 | ●3(日)・15(金)・27(水) |
8月 | 8(月)・20(土) |
9月 | 1(木)・✖13(火)・25(日) |
10月 | 7(金)・19(水) |
11月 | 12(土)・24(木) |
12月 | ●✖6(火)・●18(日)・30(金) |
2022年1月11日(火)は、「己巳の日」であり、「天赦日」と「一粒万倍日」と重なるため、最高の吉日となります。
お財布を新調する際の吉日の選び方
お財布を新調する際には、「天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日」どの吉日も良いとされていますが、吉日が重なる日は、より金運が期待できる日とされています。
また、お財布を購入する時期としては、春や秋に購入すると金運を呼び込むと言われていますのでオススメの時期となっています。
春財布とは
春に購入したり、使い始めたりするお財布のことを「春財布(はるさいふ・はるざいふ)」と言い、「春」を「張(は)る=(財布がふくらむ)」と考えることができることから縁起が良いとされています。
春財布となる時期については、いくつか説があります。
- 【2/4頃~3/4頃】立春から啓蟄(けいちつ)前日まで
- 【2/4頃~5/5頃】立春から立夏前日まで
- 【1/1~5/5頃】元旦から立夏前日まで
- 【12/22頃~2/17頃】冬至から雨水(うすい)前日まで
このように範囲が様々あるのは、春の基準となる考え方が複数あるからになります。
どの範囲が正解というものはありませんので、お財布の買い換えたいタイミングで日にちを選んでみてはいかがでしょうか。
2022年(令和4年)の春財布の購入時期
春財布の時期に吉日となる日は次の日付になります。
※「天赦日」は●
「一粒万倍日」は●
「寅の日」は●
「巳の日」は●
「己巳の日」は●
「大安」は●
「不成就日」は✖
2022年 (令和4年) | 1月 | ●1(土)・●4(火)・●✖8(土)・●●●11(火)・●13(木) ・●●14(金)・●✖16(日)・●20(木)・●23(日) ・●●26(水)・●28(金) |
2月 | ●●5(土)・●6(日)・●9(水)・●10(木)・●✖11(金) ・●●17(木)・●18(金)・●21(月)・●22(火)・●23(水) | |
3月 | ●●1(火)・●2(水)・●5(土)・●6(日)・●9(水) ・●✖12(土)・●●14(月)・●17(木)・●18(金)・●21(月) ・●24(木)・●●●26(土)・●29(火)・●30(水) | |
4月 | ●2(土)・●3(日)・●5(火)・●7(木)・●8(金) ・●✖9(土)・●10(日)・●15(金)・●✖17(日)・●19(火) ・●20(水)・●21(木)・●22(金)・●27(水)・●29(金) | |
5月 | ●1(日)・●●2(月)・●✖4(水)・●8(日)・●13(金) ・●●14(土)・●15(日)・●16(月)・●✖20(金)・●25(水) ・●●26(木)・●27(金)・●✖28(土)・●30(月) | |
12月 | ●3(土)・●●✖6(火)・●●12(月)・●13(火)・●15(木) ・●●18(日)・●24(土)・●25(日)・●27(火) ・●✖28(水)・●30(金) |
この中でも、吉日が2つ以上重なり、不成就日ではない次の日付が、2022年の『春財布購入・新調』にオススメな吉日となります。
- 2022年1月11日(火)【天赦日+一粒万倍日+己巳の日】★
- 2022年1月14日(金)【一粒万倍日+大安】
- 2022年1月26日(金)【一粒万倍日+大安】
- 2022年2月5日(土)【一粒万倍日+大安】
- 2022年2月17日(木)【一粒万倍日+大安】
- 2022年3月1日(火)【一粒万倍日+大安】
- 2022年3月14日(月)【一粒万倍日+寅の日】
- 2022年3月26日(土)【一粒万倍日+寅の日+大安】★
- 2022年5月14日(土)【一粒万倍日+大安】
- 2022年5月26日(木)【一粒万倍日+大安】
- 2022年12月12日(月)【一粒万倍日+大安】
- 2022年12月18日(月)【巳の日+大安】
秋財布とは
秋に購入するお財布は、「秋」が「空き=からっぽの財布」と考えられることから昔しは避けた方が良いとされていました。
しかし、風水で有名なDr.コパ氏によって「秋財布は金運に良い」と伝えられてから、秋に購入するお財布も良いと言われるようになりました。
秋は「実りの季節」ということで、「金運が実る」と考えられ、「実り財布」と言われています。
「実り財布」となる時期についても、いくつか説があります。
- 【8/8頃~11/6頃】立秋から立冬の前日まで
- 【8/8頃~11/20まで】立秋から11月20日まで
- 【8/8頃~11/23まで】立秋から「新嘗祭(にいなめさい)」まで
- 【8/8頃】立秋の前後
「新嘗祭」とは、神様に秋の収穫を感謝する宮中祭祀の一つで、毎年11月23日に「神嘉殿(しんかでん)」と呼ばれる皇室の建物で儀式が執り行われています。
2022年(令和4年)の秋財布の購入時期
※「天赦日」は●
「一粒万倍日」は●
「寅の日」は●
「巳の日」は●
「己巳の日」は●
「大安」は●
「不成就日」は✖
2022年 (令和4年) | 8月 | ●2(火)・●5(金)・●●✖8(月)・●10(水)・●14(日) ・●15(月)・●17(水)・●●20(土)・●22(月)・●23(火) ・●26(金)・●27(土)・●29(月)・●30(火) |
9月 | ●1(木)・●3(土)・●5(月)・●10(土)・●●11(日) ・●✖13(火)・●16(金)・●17(土)・●22(木) ・●●23(金)・●25(日)・●●28(水) | |
10月 | ●●✖4(火)・●5(水)・●7(金)・●8(土)・●10(月) ・●11(火)・●●16(日)・●19(水)・●✖20(木) ・●●22(土)・●23(日)・●26(水)・●✖28(金)・●31(月) | |
11月 | ●●1(火)・●4(金)・●●7(月)・●9(水)・●12(土) ・●✖13(日)・●16(水)・●17(木)・●19(土)・●✖21(月) ・●●24(木)・●✖28(月)・●29(火)・●30(水) |
この中で、吉日が二つ以上重なり、不成就日ではない次の日付けが2022年の『秋財布購入・新調』のオススメの日となります。
- 2022年8月20日(土)【巳の日+大安】
- 2022年9月11日(土)【一粒万倍日+大安】
- 2022年9月23日(金)【一粒万倍日+大安】
- 2022年9月28日(水)【一粒万倍日+大安】
- 2022年10月22日(土)【天赦日+大安】
- 2022年11月1日(火)【一粒万倍日+大安】
- 2022年11月7日(土)【天赦日+大安】
- 2022年11月24日(木)【巳の日+大安】
まとめ:「天赦日」・「一粒万倍日」どちらも物事を始めるのに良い吉日とされている
- 「天赦日(てんしゃにち)」は『何を行うのにも良い最上の大吉日』とされている
- 「天赦日」には「不成就日(ふじょうじゅび)」以外の凶日を打ち消す力がある
- 「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」に始めたことは、『後に何倍にも膨らむ』とされている
- 「一粒万倍日」が吉日と重なると「一粒万倍日の効果が倍増」、凶日と重なると「一粒万倍日の効果が半減」すると言われている
- 金運に良い吉日は「寅の日」・「巳の日」・「己巳の日(つちのとみのひ)」
- お財布を新調する時期は春と秋にあたる吉日が良いとされる
いかがでしたでしょうか。
「天赦日」・「一粒万倍日」等の歴注は、過去に迷信だとして禁止された歴史がありましたが、人々の暮らしに欠かせない物となっていたことから、現在まで受け継がれてきたということが分かりました。
「天赦日」や「一粒万倍日」などの暦注は、あくまで迷信だと分かっていても、結婚式などのお祝い事はできれば良いと言われる日に行いたいと思う方は多いと思います。
また、金運に良いという吉日にお財布を新調しただけで、なんだか嬉しい気持ちになるのも吉凶占いの面白いところです。
しかしながら吉凶を気にしすぎてしまうと、あの日もダメ、この日もダメ、という風に何もできなくなってしまいますので、あまり気にしすぎないというのが大事なことだと言われています。
何事もほどほどにということですね。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。