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【2022年】の夏至はいつ?食べるものは?各地域の風習や意味を解説

2021年4月12日

日に当たる紫陽花の写真

皆さんは、「夏至」に食べるものと言えば何を思い浮かべますか?

「冬至」に食べるものと言えば「かぼちゃ」が有名ですが、「夏至」にも地域の風習として食べられる食材があるようです。

また、2022年(令和4年)の「夏至」がいつなのか気になりますね!

そこで、この記事では、

  • 夏至とは?
  • 2022年【令和4年】の夏至はいつ?
  • 夏至の食べ物と風習の意味
  • 夏至に旬を迎える食材
  • 夏至に行われる行事

について解説・紹介していきます。

夏至とは?

日の出の写真

「夏至(げし)」は、二十四節気(にじゅうしせっき)の中の一つで、
北半球では一年の中で日の出から日の入りまでの時間が一番長くなる日(昼の時間が一番長い日)です。

※反対に南半球では、日の出から日の入りまでの時間が一番短くなり、夜が一番長くなります。

通常日本では、季節を春・夏・秋・冬の4つの季節に分けて考えるのが一般的ですが、二十四節気は、1年をさらに細かく24の季節で分けたものを言います。

二十四節気については、下記の『二十四節気とは?』の記事で詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。

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また、「夏至」は期間としての意味もあり、
夏至(6月21日頃)から次の節気である小暑(7月7日頃)の前日までのことを言います。
※夏至や小暑などの二十四節気は、年によって日にちが前後することがあるため、正式な日にちは定まっていません。

ちなみに「夏至」は、「夏に至る」と書くことからも分かるように、本格的な夏を迎える時期に入ることを意味しています。

夏至と冬至の違いとは

「夏至」について少し説明しましたが、「夏至」の反対と言えば「冬至(とうじ)」になります。

「冬至」は、北半球では一年の中で日の出から日の入りまでの時間が一番短くなる日(夜の時間が一番長い日)になります。

二十四節気では、冬至(12月22日頃)から次の節気である小寒(1月6日頃)の前日までが冬至です。

「夏至」と「冬至」の日の出から日の入りまでの時間を比べてみると、地域差はありますが、平均して5時間ほどの違いがあります。

また、「夏至」は太陽の見える高さ(南中高度)が一番高くなり、「冬至」は一番低くなるという違いもあります。

2022年の夏至はいつ?

紫陽花の写真

2022年(令和4年)の夏至は、6月21日(火)です。

期間でいうと、6月21日(月)~7月6日(水)までが夏至になります。
※夏至の次の節気である小暑が、2022年では7月7日(木)のため

現在二十四節気は、「定気法」と呼ばれる方法で定められており、太陽の通り道である黄道を太陽が1年で一周することから、黄道と天の赤道が交わる点である春分点を黄経0°、秋分点を黄経180°として15°ごとに節気を定めています。

「夏至」は、黄経90°の位置に太陽が来た日が夏至となりますが、1年はちょうど365日ではなく約365.24219日となるため、毎年6時間ほど遅く夏至が訪れることになります。

4年に1度、閏年(うるうどし)がもうけられているため、日にちが遅れ続けることはありませんが、年によって日付が前後することがあるのはこのためです。

夏至の行事食とは?各地域の夏至の食べ物の風習を紹介

日本では昔、「半夏半作(はんげはんさく)」と言われ、夏至から半夏生(半夏が生える頃)までに田植えを終えることができなければ、秋の実りが遅れて半分しか収穫ができないとされていたことから、夏至に入ると『田植えの繁忙期』となっていたそうです。

半夏が生える頃というのは、「雑節(ざっせつ)」または「七十二候(ななじゅうにこう)」の『半夏生(はんげしょう)』にあたり、夏至から11日目の「7月2日頃~7月7日頃まで」の5日間のことを言います。

そのため、夏至の大半は農作業でお祭りムードとはいかなかったようですが、作業に一段落つけた後は、数日間の農休みをもうけてお餅や団子などを作ってゆっくりと過ごしていたそうです。

では、地域によって夏至の時期に食べられる様々な食べ物の風習があるようなので、紹介していきたいと思います。

関西地方の風習「タコ」

タコの足の写真

関西地方では、夏至の時期に旬を迎える『タコ』食べる風習があります。

タコの足は、強い吸着力のある吸盤を持っていることから、「稲がしっかり根付いてほしい」という思いを込めて夏至の時期にタコを食べる風習が生まれたと言われています。

また、タコには「タウリン・亜鉛・ビタミンE」といった身体に良い成分が豊富に含まれており、疲労回復には大変効果のある食べ物です。

その上、日本一の生産量をほこる明石沖で捕れるタコは、エビやカニなどの良質なエサが豊富で、潮の流れが早い明石海峡で育つため、身が締まって足が太く、たいへん美味しいと有名です。

奈良県・河内地方の風習「半夏生餅(はんげしょうもち)」

きなこ餅の写真

奈良県・河内地方では、小麦ともち米を混ぜ合わせてついたものに、きな粉や砂糖をかけた『半夏生餅(はんげしょうもち)』を食べる風習があります。

このお餅は、「はげっしょ餅」や「小麦餅」・「田植え餅」・「あかねこ餅」・「さなぶり餅」とも呼ばれています。

夏至の時期は、秋に栽培した小麦の収穫時期でもあったため、田畑の神様に収穫の感謝五穀豊穣、そして、田植えの無事を祈って御神酒と共にお供えしていたことが「半夏生餅」の由来と言われています。

関東地方の風習「小麦餅(焼き餅)」

焼き餅の写真

関東の一部の地方でも、小麦ともち米を混ぜ合わせて作った『小麦餅』を食べる風習があるようです。

このお餅は、奈良県・河内地方の「半夏生餅」のようにきな粉や砂糖はつけず、焼いて食べるという違いがあります。

こちらの風習も田畑の神様に収穫の感謝と、田植えの無事を祈る意味があるそうです。

静岡県の風習「冬瓜(とうがん)」

冬瓜の写真

静岡県では、夏至の時期に『冬瓜(とうがん)』を食べる風習があります。

「冬瓜」という名前から冬の野菜と思いがちですが、6月頃から9月頃まで収穫できるウリ科の夏野菜です。

「冬瓜」という名前は、冷暗所に置いておくと、冬まで保存ができたことから、その名前がつけられたと言われています。

「冬瓜」は、95%以上が水分と言われるほどみずみずしい野菜ですので、サラダとして食べることもできますが、苦味があるため、煮物やスープなどにされることが多いようです。

冬瓜に含まれるカリウムや水分が、夏バテ改善に効果があるとされており、昔は熱を抑える薬用植物とされていたことから、疲労回復の食材として夏至の時期に食べられていたのでしょう。

京都の風習「水無月(みなづき)」

和菓子の水無月の写真

京都では、夏至の時期に『水無月(みなづき)』と呼ばれる和菓子を食べる風習があります。

「水無月」は、白いういろうの上に甘く煮立てた小豆をのせて三角形に切り分けたもので、6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」と呼ばれる神事に合わせて『1年における残り半分の無病息災』を願って食べられるようになったそうです。

小豆の赤色には、厄除けの効果があると言われており、和菓子を半分に切るのは、半年の意味を表しているからとも言われています。

「水無月」の起源は平安時代と言われ、旧暦6月1日に行われていた宮中の行事であった「氷室の節句(ひむろのせっく)」の行事食として食べられていた「氷」にちなみ、庶民の間で氷に似せたお菓子を食べるようになったのが「水無月」の始まりとされています。

ちなみに「氷室の節句」というのは、暑い盛りの季節に行う暑気払いの行事のことで、『氷室の氷を食べると夏痩せしない』と言われていたそうです。
※氷室とは、温度が一年中一定な山の洞窟などを利用して作られた雪や氷を貯蔵しておく場所のことを言います。

長野県の風習「芋汁」

長野県小川村では、長芋(山芋)をすり下ろして味付けした『芋汁(いもじる)』を食べる風習があるそうです。

「芋汁」という名から、芋の入ったお味噌汁のようなものを想像してしまいますが、「芋汁」はいわゆる「とろろ」になります。

長野県では、正月料理として食べられることもあるようなので、お祝いの食べ物とされていたのでしょう。

愛知県の風習「イチジク田楽(でんがく)」

半分に切ったいちじくの写真

愛知県の尾張地方の一部の地域では、半分に切ったイチジクに、田楽みそを塗って焼いた『イチジク田楽(でんがく)』を食べる風習があるそうです。

※田楽とは、豆腐や野菜などを串に刺し、甘く味付けをして木の芽や柚子で香りをつけた味噌を塗って焼いた料理のことを言います。

なぜ、夏至に「イチジク田楽」を食べる風習が生まれたのかははっきりと分かりませんが、イチジクは江戸時代に薬用植物として伝来して以降、「不老長寿の果実」と呼ばれ健康食材として人々に親しまれてきたそうです。

また、「田楽」という名前は、面白おかしく踊って田の神を喜ばせて豊作を祈る「田楽踊り」が由来とされており、串に刺した豆腐の姿が、白い袴をつけ、竹馬のような一本の棒に乗って踊る「田楽法師」と似ていたことから、「田楽」と呼ばれるようになったとされています。

このことから、「イチジク田楽」には、人々の疲労回復と、作物の豊作を願う意味があったのではないかと考えられています。

福井県の風習「半夏生さば」

サバの丸焼きの写真

福井県大野市を中心に、半夏生(7月1日)になると『半夏生さば(はげっしょさば)』と呼ばれる串に刺した鯖(サバ)の丸焼きを食べる風習があります。

この鯖を食べる風習は江戸時代からとされており、当時の大野藩主が農民の疲れを癒やすため、鯖を取り寄せて与えたのが始まりだと言われています。

現在では、福井県全域に鯖を食べる風習が広がり、夏至の時期の風物詩となっているそうです。

香川県の風習「うどん」

讃岐うどんの写真

香川県といえば、「讃岐(さぬき)うどん」が有名ですね。

香川県では、田植えの終わった半夏生の頃、一所懸命働いた労をねぎらうために、収穫した新麦を使って『うどん』を作っていたそうです。

そして、農作業を手伝ってくれた人たちにも「うどん」を振る舞うようになったことが、夏至の終わりに「うどん」を食べるようになった由来だと言われています。

ちなみに現在では、香川県生麺事業協同組合によって7月2日が「うどんの日」と制定されており、毎年無料でうどんを振る舞うイベントや、「うどんの日フェア」が開催されています。

福岡県・佐賀県の風習「だぶ」

福岡県や佐賀県の地域には、お祝い事に食べられる『だぶ』または「らぶ」と呼ばれる郷土料理があります。

田植えが終わると、田植えを手伝ってくれた人たちに「だぶ」を振る舞い、祝宴が行われたと言われています。

「だぶ」は、里芋やにんじん、ごぼうなどの様々な根菜類をさいの目状にし、鶏の出汁や醤油で味付けをした具だくさんの汁物です。

「だぶ」と呼ばれるようになったのは、「水をざぶざぶ入れて作るから」や「汁がだぶだぶあるから」などと言われています。

ちなみに、地域によって味付けや入れる材料に違いがあるようです。

夏至の旬な食材とは

夏野菜の写真

夏至は、「6月21日頃~7月6日頃」までの期間を言いますので、6月~7月頃にかけて旬を迎える食材を紹介します。

夏至の旬の野菜(6月・7月)

冬瓜・おくら・いんげん・枝豆・きゅうり・ししとう・シソ・ズッキーニ・トマト・みょうが・らっきょう・ピーマン・パプリカ・とうもろこし

夏至の旬の果物(6月・7月)

いちじく・あんず・ウメ・さくらんぼ・パイナップル・びわ・メロン

夏至の旬の魚介類(6月・7月)

ハモ・穴子・鮎(あゆ)・キス・スズキ・どじょう・トビウオ・ホヤ・うに・車海老(くるまえび)

日本の夏至の風習・行事

田植えの写真

「夏至」は、最も日照時間が長いことから『太陽の力が最も高まる日』と言われ、世界各国では夏の到来を祝う『夏至祭(げしさい)』が行われています。

諸外国のように盛大なお祭りというのは行われていませんが、日本でも夏至に行われる行事や特別な風習がありますので、紹介します。

さおり

「さおり」は、田植えを行う前に行う『田の神様を天から迎える行事』のことを言います。

地域によっては、「さびらき」・「さんばい降ろし」・「さいけ」・「わさうえ」とも呼ばれています。

一般的な行事としては、一定の田んぼに3把(ば)の苗を植えたり、田の水口に祭壇を作ってお酒や飯などのお供え物をしたりして豊作を祈る風習です。

※「把」というのは、古代日本における刈り取った稲穂の計量単位のことで、10把で1束となります。

さなぶり(早苗饗)

「さなぶり」は、「さなぼり」・「さんばい上げ」・「しろみて」とも言われますが、田植えが終わった後に行う『田の神様を天に送る行事』のことを言います。

田の神様は、田植えが終わると、その様子を見て天に帰るとされていたそうです。

そのため「さなぶり」の日になると、屋内の神様である「荒神(こうじん)」や「竈神(かまどがみ)」に食事やお酒と共に苗をお供えした後、田植えを手伝ってくれた人を招待して祝宴を開き、田の神を送ったとされています。

※荒神は台所の神様、竈神はかまどを守護する神様です。

通常「さおり」と「さなぶり」の行事はセットで行われます。

半夏生の「物忌(ものいみ)」の風習

夏至の後半にあたる「半夏生(7月2日頃~7月7日頃)」には、してはいけないとされる「物忌(ものいみ)」の風習がありますので、ご紹介します。

してはダメなこと

・半夏生には毒が天から降ってくるため、井戸には蓋をして井戸水は飲まない
・半夏生には作物の種をまいてはいけない
・半夏生には収穫した野菜は食べてはいけない
・半夏生には竹林に入ってはいけない(竹の花を見ると死ぬ)
・半夏生にはハンゲという妖怪が徘徊する(農作業はしてはいけない)

このように、様々な物忌の風習がありますが、これらの風習は身を守るための先人の知恵だと考えられています。

まず、毒が降ると言われるようになったは、半夏生の名前の由来になっている「半夏(カラスビシャク)」が毒草であるということです。

「毒草が咲くのは、天から毒気が降ってくるからだ」と考えられたのが一つの理由とされていますが、半夏生の時期は梅雨の時期ということもあり、とても雑菌が繁殖しやすかったため、疫病などの様々な危険があったことから「毒が降る」と言われるようになったのではと考えられています。

また、「田植えで疲れきった身体を休ませるため」という考えもあります。

三重県伊勢市『二見興玉神社』の夏至祭

二見浦の夫婦岩の写真

三重県伊勢市二見町江(みえけん/いせし/ふたみちょうえ)の神社である『二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)』では、毎年夏至の日に「夏至祭」が行われています。

境内の沖合にある夫婦岩(めおといわ)は、祭神である猿田彦大神(サルタヒコノカミ)の霊石とされる興玉神石(おきたましんせき)と、太陽神である天照大神(アマテラスオオミカミ)を拝むための鳥居とされているそうです。

夏至の日には、夫婦岩の間から昇る日の出を拝むことができ、祭典後には、二見浦の浜辺の海水に浸かり、朝日を浴びながら心身のお清めをする禊修法(みそぎしゅほう)が執り行われています。

二見興玉神社は、『夫婦円満・縁結び・交通安全・道開き』にご利益があるとされており、猿田彦大神の神使とされる蛙(かえる)の置物を至るところで見ることができます。

この蛙の置物の多くは、「無事かえる」・「若がえる」・「無くしたものがかえる」などの縁起を担いで参拝客から奉納されたものだそうです。

また、参道の手水舎(ちょうずしゃ・てみずしゃ)には、「満願蛙」と呼ばれる可愛らしい蛙の像が水中に設置されており、満願蛙に水をかけると「願いが叶う」とされていますので、ぜひ参拝に行かれた際にはお願い事をしてみて下さい。

ちなみに、2021年(令和3年)の「夏至祭」は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため禊行事は中止となっており、本殿祭は神職のみで執り行われるそうです。

北海道の『夏至祭』

スウェーデンの国旗

北海道石狩郡当別町(ほっかいどう/いしかりぐん/とうべつちょう)にある「スウェーデン交流センター」では、毎年スウェーデンの伝統的なお祭りを再現した『夏至祭』が開催されています。

当別町は、スウェーデン・レクサンド市と姉妹都市(友好都市)となっており、交流の証として「夏至祭」を開催しているそうです。

「夏至祭」では、マイストングと呼ばれるシラカバの葉で飾りつけした大きな柱の立ち上げが行われる他、フォークダンスや本場スウェーデンのごちそうを楽しむことができます。

※マイストングは、豊穣のシンボルとされているそうです。

また、当別中学校・当別高校吹奏楽部によるグリーンコンサートや大道芸人によるパフォーマンスショーといった様々なイベントも開催されています。

北海道の『日本最北端わっかない白夜祭』

北海道稚内市(ほっかいどう/わっかないし)では、2014年(平成26年)から夏至の時期になると、『日本最北端わっかない白夜祭』というイベントを開催しています。

日本では残念ながら白夜とはなりませんが、北海道稚内市は日本の最北端に位置することから、日本で一番昼の時間が長く、夜の時間が一番短い場所になります。

「日本最北端わっかない白夜祭」は、稚内駅前にある「キタカラ」と呼ばれる複合施設を中心に開催されており、ビアガーデンやグルメ、ライブコンサートなどの盛りだくさんのイベントを楽しむことができます。

また、夏至となった日にニワトリが何時何分何秒に鳴くかを予想する「日本列島一番鳴き当てクイズ」というイベントも開催され、正解者にはピタリ賞として景品が貰えるそうです。

2日間に渡って開催されるイベントでは、「白夜映画祭」と題してオールナイトで映画上映も行われますので、朝から晩まで楽しめるイベントとなっています。

まとめ:夏至には、稲の豊作祈願としてタコなどを食べる風習がある

田植えをする人のイラスト
  • 夏至は、日の出から日の入りまでの時間が一番長くなる日
  • 2021年の夏至は『6月21日(月)』で、期間としては小暑前日の7月5日(月)までのこと
  • 夏至はちょうど田植えを行う時期にあたり、田植えが終わった半夏生の時期に各地で稲の豊作を願った行事が行われていた
  • 夏至には「さおり・さなぶり」といった田の神様を迎え、送る行事が行われる
  • 地域によって「たこ・サバ・半夏生餅・水無月・いちじく田楽」といった食べ物を食べる風習がある
  • 夏至の時期に旬を迎える食材は、「冬瓜・おくら・びわ・ハモ」などがある

いかがでしたでしょうか。
地域により夏至の時期に食べられる物は様々ですが、その多くが田の神様に稲の豊作を祈願し、無事に田植えを終えたことを祝う気持ちから行われている風習だということが分かりました。

ちなみにヨーロッパでは、日本とは違って盛大なお祭りが開かれており、夏至祭は「ミッドサマー」と呼ばれ、夏の始まりとしてクリスマスやイースターといった大きな行事と並び、とても大切な日となっているそうです。

特に冬の日照時間が短い北欧地域では、太陽に感謝する日として昔から夏至にお祝いする行事が行われていたようですが、キリスト教が入ってきてからは、6月24日の聖ヨハネの誕生日と結びつき、キリスト教の行事として行われることが多くなったとされています。

夏至の特別な現象である白夜は、北緯66.6度以上の場所でしか見ることのできませんが、フィンランドでは夏の間ほぼ全域で薄暗い夜であれば体験することができるようですよ。

ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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のすけ

ご覧いただきありがとうございます! 少しばかり私の紹介ですが、息子を育てる父親であり、会社員をしています。 父親として恥ずかしくないよう、皆様と一緒に日本文化について知識を深めていけたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

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